中小企業へ向けたAGVの搬送シミュレーションを提供開始

導入前の不安やリスクを軽減

AGV の開発から導入までを一貫して手掛ける四恩システム株式会社(福岡県久留米市、以下「四恩システム」)は、独自で開発したソフトを用いて、AGV の導入前に搬送結果をシミュレーションできるサービスを提供開始した。

AGV の導入前にシミュレーションを実施するサービスは、現時点ではまだ広く普及していないが、導入におけるリスクを軽減できるという大きなメリットがある。シミュレーションを実施する場合の多くは、大量の AGV を走行させる大規模な工場などに対して行われることが多い。対して四恩システムでは、中小規模の工場などであっても、AGV の導入を検討している企業へ同サービスを提供していく。

シミュレーションでは、ユーザーの現場環境に必要なAGV の台数、搬送回数に対してかかる時間、充電の効率などが検証可能だ。結果をもとに装置のレイアウトや搬送ルートなどの問題点の改善に繋げ、「導入効果はどれくらい出るのか」「最適な台数や搬送計画はどれくらいなのか」といった疑問や悩みを、実物を導入する前に解決することができる。

シミュレーションの流れ
①AgvNavigator(四恩システム独自の AGV ナビゲーションソフト)に、実際に AGV を走行させるときに使用する生産計画と搬送指示を登録する。
②仮想の AGV を必要な台数登録する。
③AgvNavigator から仮想 AGV に指示を出し、搬送シミュレーションを行う。

また四恩システムでは、限定 5 社、30 万円で搬送シミュレーションを行う低価格プランを掲げ、AGV の導入を検討している企業の募集も行っている。

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